9月25日、映画「俺ではない炎上」公開前日祭に女優の夏川結衣(57)が登壇。今回で4回目の夫婦役になる阿部寛との息の合ったやり取りで沸かせた。
「これまで2人は6作品で共演。主演の阿部から直接、出演オファーすることもある気心の知れた仲。夏川が阿部を『ぬくもりの人』と言えば、阿部は『面白いし、勉強になる』と褒めた。深い絆で結ばれた本当の夫婦のようでした」(映画記者)
水着キャンギャルから女優の道に
円熟味を増す夏川だが、そもそも「女優になる気などなかった」という。
熊本出身で高校を卒業し、福岡でのモデル活動の後に上京。雑誌モデルや水着キャンギャルで活動中、「立っているだけでいいから」と半ば強引に誘われ92年、女優デビュー。24歳の時、「空がこんなに青いわけがない」で映画初出演を果たす。
「監督の柄本明に怒鳴られ、恥ずかしくて泣いていたが、『今さらモデルに戻れない』と開き直った。面白い子と興味を持ったTBSの久世(光彦)のドラマに出演。女優を続ける覚悟を決めた」(テレビ関係者)
初主演映画「夜がまた来る」ではレイプシーンにも挑む一方で、容姿が似ていることから、ドラマ「夏目雅子物語」の主役に起用され、ポスト夏目とも言われた。
08年、是枝裕和監督の映画「歩いても 歩いても」で阿部の妻役を務め、10年の映画「孤高のメス」の看護師役で日本アカデミー賞優秀助演女優賞を42歳で受賞。12年には、「東京家族」で山田洋次作品に起用された。




