191ページのうち、新規原稿は20ページだけ…

 興味深いのは2018年の『JAPAN 東京五輪まであと2年だってよ!』で、最新刊で、タイトルに「いこーぜニッポン!」とあるが内容は全面的に日本語で、一体、読者はどこにいる人だと想定しているのか意味不明なものになっている。たぶん、「世界中で絶賛されている」という幻の「ニッポン」というユートピアへと誘われているのだろう。

 ともあれ、2019年の『JAPAN 外国人が感動した……』では、カバーのおりかえしと目次部分に、

 ・本書の29~191ページは、小社より刊行した『JAPAN 外国人が感動した!すごいニッポン』(2016年)、『JAPAN 外国人が感嘆した!世界が憧れるニッポン』(2016年)、『JAPAN 外国人が何度も訪れたいニッポンの秘密』(2017年)、『JAPAN 東京五輪まであと2年だってよ!いこーぜニッポン!』(2018年)に掲載した記事に加筆・修正を加えて再編集したものです。

ADVERTISEMENT

 ・巻頭記事(8~28ページ)は新たに作成したものです。 

 総191ページのうち、20ページだけが新規原稿だから、「前と同じじゃないか」とクレームがつく前に小さい文字で注意書きを書いておきました……的な、悲しいお知らせが載っていたのであった。さすがにネタ切れ、だったのである。

最初から記事を読む 「ダメダメなニセジャパン」南アの寿司屋に日本の職人が“上から指導”で炎上も…「日本スゴイ」系テレビ番組はいつから始まった?