9月28日のシーズン最終戦、55本目の本塁打を放ったロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平(31)。本塁打王まであと1本とタイトルは逃すも、自己最多と球団記録を更新した。

大谷翔平 ©時事通信社

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4度目のMVP獲得が確実視

 本塁打のみならず、打率2割8分2厘、102打点と流石の数字を残した大谷。6月には移籍後初めて投手としてマウンドに立った。日刊スポーツのMLB担当記者・()(かま)衛氏が語る。

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「663日ぶりに投手に復帰しましたが、課題のコントロールも向上し、一段も二段もレベルが上がった。『1番・投手』で先発した9月16日のフィリーズ戦、本塁打王を争うカイル・シュワバーを見逃し三振に仕留め、5回を無安打に抑えたのは見事でした」

 投打にわたって活躍し、地区優勝に貢献した大谷。

「米メディアも3年連続、4度目のMVP獲得は当然だと見ている。満票になるかが焦点となるでしょう」(在米ジャーナリスト)

 アメリカでも人気は圧倒的だ。先日、MLBが今シーズンのユニフォームの販売実績を発表したが、3年連続で1位を獲得した。

「これは史上4人目の快挙。ロスのショッピングモールには、大谷選手がCM出演している『お~いお茶』のどでかいポスターがあり、人気の高さが窺える」(同前)

シャンパンファイトでもガードは崩さず

 今年は妻・真美子さんとの間に第一子が誕生。真美子さんは、しばしばベビーカーを押しながら試合の応援に来ているというが、

「子どもが産まれ、大谷の表情が変わった。精神的な充足が、プレーに好影響を与えているのでしょう」(前出・四竈氏)

妻の真美子さん ©時事通信社

 ただ、大谷はあまり家族について語らないことで有名だ。ただでさえ登板日ぐらいしか記者の囲み取材は受けておらず、質問する機会も少ない。さらに、

「地区優勝を決め、シャンパンファイトの後の取材時のこと。家族へ感謝しているかと質問されても、『色んな人に支えてもらっている』と具体的なことは語らなかった」(テレビ関係者)

 アルコールが入っても、ガードを崩さない大谷。

チームメイトとシャンパンファイト ©時事通信社

「謎っすね、プライベートは……」

 そう語るのは、大谷の日本ハム時代の“兄貴分”中田翔だ。大谷が二刀流、中田が4番として活躍し、16年に日本一を獲得。苦楽を共にしてきた仲である。

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中田翔が語る大谷翔平「プライベートは謎っすね」

中田翔が語る大谷翔平「プライベートは謎っすね」