「100円たこ焼き」、気になる味は……

 PAKUPAKUでは、スーパーで販売する分と一括で原料を大量購入して、仕入れ値を抑えている。さらに自動でたこ焼きが回転して均一に焼き上がる機材を用い、熟練の技を必要とせず人件費を圧縮している。

100円ではあるが、たこ焼きは大玉 筆者撮影

 たこ焼きは、つまようじで持ち上げると皮が伸び、破れていくほどの柔らかさ。「こんなにソフトなたこ焼きはなかなか食べたことがない」くらいだ。

つまようじを刺すと皮が引っ張られて伸びるほど柔らかい 筆者撮影

 たこは小さく、ほぼ皮を味わうタイプのたこ焼き。「たこよりも柔らかい皮が好き」という筆者のようなタイプであれば、十分楽しめる。

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たこは小さいが、ちゃんとうまい 筆者撮影

 その柔らかさは大阪風たこ焼きに通ずるものがあり、西日本で広がったラ・ムーならではかもしれない。

実はたこ焼き以外も100円

 さらにPAKUPAKUでは、たこ焼き以外にも100円のメニューがあり、「ソフトクリーム」もその一つ。バニラ味は雑味がなく、一気に完食してしまった。

バニラ、チョコ、ミックスから選べる 筆者撮影

 同じく100円だった季節限定の「かき氷」はかなりの量で、ソフトクリームも少々載っているのがうれしいポイント。100円と考えれば十分すぎるほどの量を食べられた。

 この他、店によっては「クロワッサン鯛焼き」や「やきいも」までも100円で売っている。

イチゴ、ブルーハワイ、メロンの3つの味がある 筆者撮影

 これらの強力な業態を誇る大黒天物産は、2025年5月期の売上高は前期比8.5%増、営業利益は同4.9%増を達成。2026年5月期も前期比6.8%増、営業利益は5.0%増の見通しで成長を続ける。

 12月に首都圏へ上陸するラ・ムーと併設する可能性も高いPAKUPAKUはもちろん、ら・む~マートまでが東進し、まいばすけっとを震え上がらせる日は遠くないかもしれない。

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