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陰部を感電させたり、脚に火をつけたりした疑いも……
被告3人の裁判は継続しており、10月にも再び行われる予定である。現状、被告人らの供述調書の内容は詳細を読み上げられていないため、言い分などは確認できていないが、前述の通り基本的に犯行は認めている。
もともと、売り上げ金を持ち出したことに対する罰ゲーム的に始まった犯行がエスカレートした今回の事件。これまでに裁判で明らかになった排泄物入りのインスタント食品を食べさせるというものの他、Aの陰部を感電させ、脚にアルコールスプレーを吹きかけ火を付けた疑いも持たれている。
筆者が傍聴した8~9月の裁判では「事件の全容はどのようなもので、今後どれほどの数の起訴がなされるか」が見えていなかった。そこから一転、逮捕報道をきっかけにさまざまなことが明らかになりつつある。
報じられた内容について、今回の裁判同様に動画データなどが残されているならば、動かぬ証拠になっていくはずだ。動画から聞こえた笑い声から伝わってくる悪意は、今後の裁判でどのような言葉を用いて取り繕っても覆せないと感じるほど、醜悪なものであった。犯罪事実の立証だけでなく、悪質性の証拠にもなっていくだろう。