佐々木朗希投手(23)のその日のピッチングは“DEMON”(悪魔)と評された。

 

 10月9日(現地時間、以下同)、ドジャースは強豪フィリーズにサヨナラ勝ちをおさめ、3勝1敗で地区シリーズを制した。8回から3イニングをピシャリと抑え、流れを引き寄せた佐々木。直後のシャンパンファイトは“Shot for Roki!”(ロウキに乾杯)で始まった――。

 

 一夜明けた10日。「週刊文春」のインタビュー取材に応じた佐々木。ほぼ1カ月ぶりのオフとなった日の夕刻、Zoomの画面上に現れた佐々木の表情は、充実感にあふれていた。10月13日配信の「週刊文春 電子版」記事より3イニング登板の秘話について語られた部分を抜粋してお届けする。

「ロウキ、肩の準備、できてるか?」「できてない」

9日のフィリーズ戦、佐々木のロングリリーフをロスのファンも声援で後押ししていた ©時事通信社

――昨日は圧巻の投球でした。1対1の同点に追いついた直後の8回頭から、というのは想定していた?

「7回表が終わった時点では、次は(左腕の)バンダが行く感じでした。ところが、7回裏にムーキー(・ベッツ)が満塁から押し出しを選んで同点になると、急に雰囲気が変わって、ブルペンの電話が鳴り、『ロウキ、肩の準備、できてるか?』って。『できてない』と答えたんですが、コーチも困っていて……もういっか! とそのまま飛び出しました」

この続きでは、本人が明かす「大活躍の舞台裏」だけでなく、「3度のシャンパンファイトの異なった味」「ロッテ吉井理人前監督への思い」「佐々木が持っていた高野脩汰投手のバッグ秘話」「大谷翔平から言われた『早く投げんかい』の詳細」などについても語られたインタビューの全文を公開しています。現在配信中の「週刊文春 電子版」および16日(木)発売の「週刊文春」で続きを読むことができます〉

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