意外にも少ない? 夫の実家の食事量
無意識にほかの家族の分も食べてしまう美咲さんの夫。自分が生まれ育った実家でも同じように食べ尽くしていたのだろうか?
「夫の実家は彼の両親と姉の4人家族なのですが、幼い頃から全員で食事をする習慣がなかったそうです。各自バラバラの時間と部屋で食べるので、出てきたものはすべて“自分の食事”と認識している可能性はあります。ただ、親からたくさん食事を与えられて育ったわけではなく、むしろ少食な家庭なんです」
義実家は金銭的に困っている様子はないが、義母がかなりの節約家。一家で遊びに行くと「今日は何も食べるものはないから」と釘を刺されるという。
「別に、食事目当てで行ったわけではないのに、わざわざそんなこと言わなくても……と思いますよね(苦笑)。それよりも気になるのが、自分の実家に帰ると夫が少食になること。明らかに自宅の食事よりも少ないので、夫に『その量で足りるの?』と訊くと『大丈夫』と強がるんですよね。厳しい母親に逆らえず、いい子ぶっているように見えてイラッとします」
実家では夫の食事量が減るため、義母は自分の息子が食い尽くし系だと気づいていないという。
「うちの実家は義実家とは正反対。結婚前に彼を実家に連れていったときから、料理が次々と出てくるので、彼もそれに合わせて食べ続けていました。母も初めの頃は『おいしそうに食べてくれてうれしい』と言っていましたが、最近はうんざりしていますね。お菓子をお土産にくれるときも、夫が個数を無視して食べるのを知っているので『これは1人2個だからね』と念押しされます」
美咲さんの母も「私がそういう風に後押ししちゃったのかしら」と冗談交じりに後悔しているそうだ。
「彼は結婚前に比べて、体重が20キロほど増えました。体型が気になっているのか、昼食は自分で用意したサラダチキンを食べていますが、食べ尽くすのをやめるだけでもやせますよね」
SNSで食い尽くし系の話題が盛り上がると「食事の量が少ないのでは」という意見も出てくる。齋藤家の場合は、20キロ増とのことなので、少なくとも“量不足”ではなさそうだ。
食い尽くされないための苦肉の策
もちろん美咲さんも、黙って見ているわけではない。
「彼が勝手に食べ始める問題は『食事は全員がそろってから』と根気強く伝えたので、待ってくれるようになりましたね。そのほか、大皿で料理を出す際は、家族みんなシェアして食べることを強調します。絶対に自分が食べたい料理を出すときは、一人ひとり個別のプレートに盛り付けるしかないですね。その分洗い物が増えてしまうので、あまり取りたくない方法ではあるんですけどね……」
彼女が安心して食事ができるようになるのは、まだ先かもしれない。

