中学生で「優等生」にキャラ変も、2年生でギャルに戻った
――中学校に進学するときも、金髪のままで?
らん 実は中学校に上がるタイミングで、髪を黒く染め直したんですよ。校則とかも、小学校より厳しそうだなって思って。毎日走っていたおかげか徒競走はいつも上位だし、成績も良い方だったし、中学1年生の頃は学級委員もしていて、結構“キャラ変”しましたね。
――いわゆる優等生ですね。
らん 自分では言いにくいですが、そうだったかもしれません。でも、いくら学校のルールとはいえ、自分らしい格好ができないことにだんだん息苦しさを感じてきて……。
ちょうど『egg』の読者モデルを始めたこともあって「夢を叶えたいなら、周りから何を言われようと、普段から自分らしくいなきゃ」と、中学2年生の夏休み明けに、髪を染めてギャルメイクをして、登校したんです。そしたら、校門から一歩中に入った瞬間に先生から呼び出されたんです。「どうしたの!?」って。
――これまで模範的な生徒だったからこそ、先生も驚きますよね。
らん 私も先生と話し合いましたし、お父さんも学校に来て説明してくれました。その結果「別室登校なら」という条件で、ギャルの格好のまま通うことを認めてもらえたんです。
でも、それだと友達とかかわれないですよね。「勉強するだけなら家でもできるのに、学校に行く意味があるのかな」と思い、そこからほとんど学校に行かなくなりました。
「なんで私は選ばれなかったんだろう?」と考えて気づいたこと
――学校へ行かない時間は、何をしていたんですか?
らん 本格的にeggの専属モデルを目指そうと思って、いろいろ取り組みました。まず、専属モデルになるためには、オーディションで選ばれる必要があります。配信アプリのポイント数が多い順に3人まで面接に行けて、面接を経て最終的に1人に絞られるんです。だから、まずは面接に行くために毎日何時間も配信していましたね。
面接で選ばれるために、モデルの研究をしたり、ランニングで体作りも続けたりして、学校には行っていなかったけど、毎日忙しかったです。
――オーディションは、何回受けたのでしょうか?
らん 3回受けて、2回目は面接落ち。3回目で、やっと合格しました。
――2回目も、最後の3人まで選ばれたのですね。
らん いつもは1人しか選ばれないのに、そのときは3人の中から2人選ばれたんです。つまり、最終選考で落ちたのは、私だけだったんですけど、それがすごく悔しくて。
「なんで私は選ばれなかったんだろう?」「受かった2人と比べて、何が足りなかったんだろう?」って考えました。そして、「ギャルとしての強みが足りない」ことに気がついたんです。
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