「自民党として飲めないことは…」
「衆議院選挙では負けてしまいましたけれども、都議選もあれば参議院選挙もあります。その時、自民党って何やりたい党なのっていうのが全然わからないようじゃだめ」
野党との具体的な向き合い方については、是々非々の姿勢を打ち出した。
「野党と合意できるところはしっかり合意し、協力すればいい。しかし、いくら野党が言っても自民党として飲めないことは毅然と反論し、なぜ一緒にやれないのかを堂々と国民に説明する。それでいいんじゃないですか」
「可処分所得増」と「人手不足対策」
当時、国民民主党と協議していた「103万の壁」問題。高市氏は「個人的な意見」と断りつつも、具体的な解決策に踏み込んでいた。
「私は可処分所得を増やすこと、これはすべきだと思っています。それから、やっぱり人手不足対策、これは絶対に大事だと思っています」
さらに、税制と社会保障制度を一体的に見直す必要性を主張し、具体的な制度改正案にも言及した。
「学生アルバイトの親の特定扶養控除も配偶者控除と同じようにするというのも一案です」
社会保障制度が抱える構造的な問題点にも言及した。
「国民年金の受給額と生活保護の受給額が逆転している。これもちょっと不公平感ありますよね。6万5千円で国民年金で生活されている方もいれば、生活保護の方が地域によりますが、倍近くもらえる」
石丸伸二氏への印象
2024年に注目を集めた石丸伸二氏については、初対面の印象を「爽やかで好感の持てる方でした」と評価。同時に、自民党にとっての脅威となる可能性も示唆した。
「しっかりと自民党もですね、気を引き締めて、しっかりと政策を打ち出さなきゃいけませんね」


