2025年10月、高市早苗内閣が誕生した。その約10ヶ月前、のちの総理は来るべき未来をどう見ていたのか。「すごくもどかしくて悔しかった」。総理就任前の2025年1月に文藝春秋PLUSの番組で語った証言を振り返る。(全2回の2回目/はじめから読む

【高市早苗が激白“2025年の自民党“】「同じ選挙をもう一度やったら自民党は終わる」|石破総理は「やりたいことをやれば…」|103万円の壁 撤廃議論は「国民民主党に感謝」|“石丸新党“はどう見ている?

「少数与党というのは紛れもない事実です」

 2024年10月の総選挙で少数与党となった自民党。高市氏はその現実をどう受け止め、野党とどう向き合うべきだと考えていたのか。

高市早苗氏

「やっぱり少数与党というのは紛れもない事実です。重要な予算委員会や憲法審査会のトップも野党にお渡ししているわけですよね。ですから、何もかも思ったようには絶対いかないです」

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 しかし、高市氏は守りに入るべきではないと述べる。