最近『E.T.』を観てボロボロ泣いた

──完成した映画をご覧になって、いかがでしたか。

上白石 油断して観ていると振り落とされてしまいそうな、アトラクションのような映画だと思いました。疾走感があって、自分の出演作なのに、笑いあり、アクションあり、ときめきありで、楽しく観られました。日頃のストレスや悩みを一旦横に置いて、純粋に笑いに包まれる時間を過ごしていただけるのではないかと思います。

 映画は、劇場で観るのが好きです。家で観ると集中力が続かなくて、ついスマホを見たりしてしまいますが、強制的にスクリーンの中で作品と向き合う時間が、やっぱり自分にとって大切だと、改めて感じました。

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──最近、映画館でご覧になった作品はありますか。

上白石 リバイバル上映されていた『E.T.』(82年)を、映画館で観ました。それまでちゃんと観たことがなかったのですが、ボロボロ泣いてしまって。CGがまだない時代に、いろんな人の手で苦労して作られた映像美も美しくて、より映画が好きになりました。

 今後は、演技の幅ももっと広げて、専門職の役や、子どもを持つ母親なども演じてみたいです。シリアスな作品からコメディまでジャンルを問わず、たくさんの作品に挑戦していけたらと思っています。

撮影:山元茂樹

道端亜未=スタイリング
恩田希(資生堂)=ヘアメイク

©2025「ロマンティック・キラー」製作委員会 ©百世渡/集英社

『ロマンティック・キラー』

監督:英勉/脚本:山岡潤平/原作:「ロマンティック・キラー」百世渡(集英社「ジャンプコミックス」刊)/出演:上白石萌歌、高橋恭平、木村柾哉、中島颯太ほか/配給:東宝/©2025「ロマンティック・キラー」製作委員会 ©百世渡/集英社/12月12日(金)より全国公開

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