「女の幸せは、家で料理を作って愛する人の帰りを待つこと」
ドラマ「じゃあ、あんたが作ってみろよ」(TBS系)で、そう口にして憚らない“昭和の亭主関白男”を演じる竹内涼真(32)とW主演を務めるのが夏帆(34)だ。
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TBSドラマの歴代最高配信再生数を記録
「夏帆さんが演じるのは、竹内涼真を甲斐甲斐しく支えてきたが、自分の生き方に疑問を感じ、本当の幸せを探し始める女性。ドラマは視聴者の共感を呼び、初回放送後Ⅹでトレンド入り。第3話のTVerとTBS FREEでの再生数は442万回を突破、『VIVANT』を上回り、TBSのドラマの歴代最高配信再生数を記録した」(芸能記者)
1991年、双子の弟とともに東京都に生まれた夏帆。芸能界デビューのきっかけは原宿でのスカウトだった。
「小学5年生でスカウトされた夏帆さんは、2004年に『三井のリハウス』のCMキャラクターに抜擢。同年『ケータイ刑事 銭形零』でドラマ初主演を果たすなど若くから第一線で活躍してきました」(同前)
世に知られるきっかけとなったのが07年公開の映画「天然コケッコー」。この作品で日本アカデミー賞新人俳優賞などを受賞。15年の映画「海街diary」でも日本アカデミー賞優秀助演女優賞を受賞した。
清純なイメージによらず「昭和の役者バカ」な一面も
清純なイメージの役が多い夏帆だが、心の内には「昭和の役者バカ」なみの熱い想いが滾っている。
12年公開の夏帆主演のWOWOWオリジナルドラマ「ヒトリシズカ」の平山秀幸監督が語る。
「撮影終盤は、毎日朝の4時まで撮るなど、徹夜が続く過酷な現場でしたが、夏帆さんは座長として常に集中力をもって取り組んでくれました。夏帆さんは殺人を犯す役でしたが、そういう非日常的な役柄をどのように工夫して演じるか、楽しんでいるような雰囲気がありました」

