夏帆の“昭和オヤジぶり”とは?
19年公開の主演映画「ブルーアワーにぶっ飛ばす」では、毒づいて酒を飲んではカラオケで絶叫する荒んだ女性CMディレクター役を体当たりで熱演した。
同作の箱田優子監督の談。
「覚悟を決めてこの作品に向き合ってくれていた。一度プロデューサーなどを交えて顔合わせをしたあと、彼女から提案があって、2人で飲みに行く機会がありました。ご自身の今までのキャリアについて、この先どうしていきたいかとか、お互いにあけすけに全部話をしたんです」
監督の半自伝的な内容の同作、故郷茨城のロケハンにも夏帆は同行したという。
「普通主演女優さんがスタッフとロケハンしてああだこうだ話すなんてないんですけど、私が卒業した小学校に行ったり、私の実家で両親に会って、両親が作ったカレーを食べたりして。
彼女の方からそれもやりたいと言ってくれて、一緒に作っているっていう感覚がすごく強かったです」(同前)
そんな夏帆、ドラマの役柄のイメージとは違い、実は竹内涼真を凌駕するほどの「昭和オヤジ」的な一面もあるようだ。
箱田監督が続ける。
「本人は水の中で必死に足をバタバタしてるアヒルみたいにとても努力家で仕事熱心なんです。それに彼女はいわゆるおっさんみたいな人ですよ。
大股でずんずん行くので歩くのはめっちゃ速いし、話せば早口だし、古風な女性像とは真逆の人柄。今回文春さんからの取材依頼について、彼女に相談したら『ちゃんと喋っておいで!』と、力強く送り出されました(笑)」
「週刊文春」おっさん記者も見習いたいほどのおっさんぶり。じゃあ、ドラマで学んでみるよ!
