アイドルグループ「NMB48」の元メンバーで、11月29日に結婚を発表した上枝恵美加さん(31)。2017年にNMB48を卒業し、現在はスペインと日本の2拠点生活をしながら女優として活動し、Netflixのドラマ『ビリオネアズ・シェルター』に出演するなど活躍を見せている。
上枝さんは2011年、第3期生としてNMB48に加入。しかし、第3期生は秋元康氏から「小粒」と評され、1~2期生と比較して待遇が悪いこともあるなど、苦難の船出を強いられた。また、準優勝した2013年のAKB48グループじゃんけん大会では“ヤラセ疑惑”がささやかれるなど、波乱のアイドルキャリアを歩んできた。上枝さんに当時を振り返ってもらった。(全2回の1回目/続きを読む)
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「このままでは、埋もれるかもしれない」と不安になって
――いつごろから、アイドルを目指されたのでしょうか?
上枝さん(以下、上枝) きっかけは5歳の頃です。『おジャ魔女どれみ』で、アイドルとして活躍していたおんぷちゃんというキャラが大好きで、「アイドルってかわいい、なりたい!」と思ったのが原点です。
そこから、モーニング娘。さんが大ブームになって家で真似して踊るようになって。「テレビに出て有名になりたい」と卒園文集にも書いていました。
――実際に芸能活動はされていたんですか?
上枝 小学生のときに、子ども向けミュージカルにも出演して、たまたまメインキャストをいただいたことがあります。それがとても楽しくて、中学生では芸能事務所のスクールに所属して、高校も演劇科に進みました。
――そこから、なぜアイドルの道に?
上枝 高校生のときに「このままでは、埋もれるかもしれない」と不安になって。演技以外に何かないかなと考えたときに、小学生のころから習っていたダンスとかも生かして、何か世に出る方法がないかなと思っていたら、AKB48のオーディションを見つけたんです。
