2位『虎に翼』伊藤沙莉(猪爪寅子役)
伊藤沙莉の個性とマッチした“ハマり役”
「法曹界に革命をもたらした女性の生き方を、肩肘張らず飄々と、かつ淡々と演じ、さりげなくすごさを見せつけた伊藤沙莉の演技は圧巻。法曹に生きる弁護士の世界を日常的な生活レベルに引き戻し、仲間や友人たちとの温かな人間的世界を実現できたのは、ひとえに彼女の存在と演技力によるものだろう」(75歳・男性)
「岡田将生さん、仲野太賀さん、土居志央梨さんなど、演技派のキャストばかりの中で、ひと際明るく輝いていました。モデルになった三淵嘉子さんの事務所で働いていた方の『快活で周りをパッと明るくする人で、懇親会ではお酒も底なしという人でした』という思い出にもぴったりで、『NHK紅白歌合戦』の米津玄師さんとのコラボが嬉しかったです」(68歳・女性)
「しっかりした演技力と愛嬌のある親しみやすさを兼ね備えた彼女にぴったりのキャスティングだった。『法』に携わる聡明さ、意志の強さがしっかり滲み出ていた」(46歳・女性)
「脚本家が、彼女が主演である前提でセリフを書いていたと聞き、納得がいくくらい、主演と脚本、役柄などがピッタリ合っていた」(53歳・男性)
“女性の地位向上”を描いた意欲作
「女性がいろいろな困難の中で仕事も家庭も子育ても懸命にこなしていく姿に感動しました。今よりも女性が虐げられていた時代。私たちには想像できないくらいに大変だったと思います。伊藤さんは演技がとても上手で笑顔が素敵な方ですね。主題歌も良かった。その年、普段は観ない『紅白』も観てしまいました」(59歳・女性)
「シリアスとコメディとの兼ね合いが素晴らしいヒロインでした。かつ、ドラマの内容が現代を照射するものになっており、女性の活躍はこういう人たちの積み重ねの上にあるんだと思わせる素晴らしい内容でした。『総力戦研究所』の存在もドラマで初めて知りました」(71歳・男性)
「女性として前例のない法曹界を、もがきながら人生を開拓していった姿に胸を打たれました。伊藤さんの演技にも説得力がありました」(52歳・女性)
「働く女性にとっては、まだそこはかとなく感じられる女性蔑視。劇中の女性たちにエールを送ったり、励まされたりと、毎日観るのが楽しみでした。 伊藤沙莉ちゃんの演技は期待通り。彼女以外主役は無理だったと思います」(63歳・女性)
「寅ちゃんの『はて?』に共感。 女性が切り開く道のりの険しさや、ゆるがない信念が清々しい。伊藤沙莉さん以外に考えられないヒロインです」(62歳・女性)



