9月29日、NHK連続テレビ小説113作目となる『ばけばけ』がスタートしました。

 2892人の応募者の中からオーディションで選ばれた髙石あかりがヒロインを務める本作。その直前まで放送されていた『あんぱん』では、今田美桜演じるヒロイン・のぶとの別れを惜しむ声がSNSに溢れ、朝ドラヒロインへの愛着の深さを実感させられました。

 そこで、文春オンラインでは「あなたが選ぶ朝ドラヒロインNo.1は?」を実施。22日間で20~90代と幅広い年齢層から、424人の投票が集まりました。(※なお1人につき、3人を選び〔1位5点、2位3点、3位1点〕、合計得点で計算しています)

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 それでは、アンケート回答者のみなさんから寄せられたコメントと印象に残ったシーンをあわせてご紹介します!(6位~20位は、「浜辺美波、上白石萌音、橋本環奈は何位? 『ちゅらさん』を抑え人気を集めた30代女優も…」で公開中)

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5位『おしん』小林綾子(谷村しん役)

5位『おしん』小林綾子(谷村しん役) ©文藝春秋

海外でも評価された“伝説のヒロイン”

「海外旅行中に現地の方々から『おしん!!』と声をかけられ、『おしん』が中東でも大人気なことを知り、びっくりしました。特に子供時代の可哀想な境遇の中でも芯を持って強く健気に働くおしんちゃんを全国民が応援していたと思います。小林綾子ちゃん、名演技でしたよね」(91歳・女性)

「小林綾子は演技を超えた人間としての生き様や情をリアルに訴えた。子役としての演技ではなく、人間としての生き方を広く我々に訴え、時間や空間を超え、大きな共感を得た意味は大きい。世界の人々がさまざまな矛盾や相克や争いの中で生き方を模索する中、日本人の典型的な過去の生活を背景に、その時代を生きた一人の少女の言葉や表情で、世界の多くの人々に共感と感動を巻き起こした例は稀有だと思う」(75歳・男性)

「日本だけでなく海外からの評価も高い作品の中で、少女時代のおしんのインパクトは、当時小学生だった私にも深く心に刻まれています。『おしん』の放送時間帯に全国の家庭の水道メーターが著しく低下したという逸話もあるくらいですから、伝説の朝ドラヒロインと言っても過言ではないでしょう」(49歳・男性)

当時10歳だった小林綾子の演技力

「達者な演技に感心しながら、将来どんな女優さんになるかと楽しみにしていました」(64歳・女性)

「子役ながら、演技は本当に上手でした。朝から良く泣かせてもらいました」(62歳・女性)

「朝ドラらしさ」が詰まった一作

「朝ドラを象徴するヒロイン像。おしんのしんは辛抱のしんという言葉が思い出されます」(63歳・男性)

「一番有名な朝のヒロインだと思います。健気なその姿に世界中が涙を流したのでは?」(33歳・女性)

「なんだかんだ言っても『THE・朝ドラヒロイン』という存在」(60歳・男性)