ジャケットにスカートで「本当にごめんなさい」

 初日、小川市長が登壇した。ジャケットにスカート、ストッキングという出で立ちだ。「本当にごめんなさい」などと述べながら従来の説明を繰り返す。

対話集会の会場 ©文藝春秋

「職員から、人目に付きにくく落ち着いて話ができる場所としてホテルの利用を提案されました。私も深く考えずに受け入れてしまいました」

 さらに、

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「市長という立場でラブホテルを相談の場として利用したことは、これはもう社会通念から大きく外れた判断であり、市民感覚ともかけ離れた行動でした。 誤解を招いて当然の行為であり、公人としての自覚を欠いた振る舞いだったと。このような行為に及んだ自分を、本当に恥ずかしい、と……猛省しているところでございます」

 そして、すでに表明している続投への意欲を「市政を止めずに政策や予算をしっかりと作っていく」などと繰り返し語った。

 両日とも質問が相次いだ。1日目の最初の質問はこうだ。質問者は男性。

小川市長の支持者と、市長続投に疑問を持つ市民の双方が

――小川さん、私のお願いを聞いてください。孫も「ラブホ市長」などと言っています。一刻も早く辞任をしていただきたい。

 会場内から拍手が起きる。小川市長はこう答えた。