出直し選をして信を問うべきとの声も

 せめて出直し選をして信を問うべきとの声も相次いだ。

――市長の説明は言い訳にしか聞こえないんですよ。ラブホテルに10回も行って男女の関係はありませんって、誰が信用するんですか。この場で辞職を表明して、出直し選で勝負に出てくださいよ。

「ご意見として受け止めたいと思います。言い訳にしか聞こえないということで、おそらくそういうふうに感じている方もたくさんいらっしゃるというふうに思います。言い訳ではなくて、当初から私としては本当のことをお伝えしているんですけれども、それが皆さんにはなかなかやはり理解しがたくて疑われてもやむを得ない行動であった……」

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対話集会が行われた会場 ©文藝春秋

 他方、選挙費用について責め立てる質問も。

――あなた、いけしゃあしゃあと話してますけどね。出直し選に出馬して、2億円近い費用が掛かった場合、どうするのか。

「本来の任期まで務めて審判を仰ぎたいと思っているところでございます」

 ◇◇◇

 両日とも集会の熱気は高く“場外乱闘”も起きた。終了後には、会場外で参加者から「市長がんばって!」という声があがると、すかさずどこからともなく、「がんばらなくて結構です!」という声も飛んだ。さらに、主催ラジオ局の圓岡会長に対して、参加者が、集会の進行について「お前が……」などと詰め寄ったところ、会長が「お前とは何だ!」などと激高。参加者と衝突寸前となった。