ラブホテル密会騒動が明るみに出た小川晶前橋市長(42)が24日の定例記者会見で「信頼回復に専念する」として、続投の意向を改めて表明した。小川市長は17日にも、給与50%カットを表明したうえで続投するとしていた。

「公約を一日でも早く果たしてほしいという市民の言葉をいただき、ここで退くのではなく、掲げた公約を実現することが私に課せられた責任。(略)誠実な説明と行動を重ねながら信頼の回復に努めていきたい」

小川晶市長 ©時事通信社

 と、退任ではなく公約実現に取り組む姿勢を強調していた小川市長。「市民の言葉」とは一体、何か。「週刊文春」は10月13日に開かれた非公開の「市民対話会」での肉声をキャッチし、報じている。

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「誤解を招く軽率な行動」と謝罪

 小川市長は、「市役所の職員と複数回ラブホテルに行ったことについては事実になります」と認めたうえで、「男女の関係や不貞行為はありませんが、誤解を招く軽率な行動であった」と謝罪。相談場所として「極めて間違った選択」だったと述べた。

 この件について、Yahoo!コメント欄では、市民や読者からさまざまな反応が寄せられている。

「無理がありすぎる言い訳」「一応ケリがついたのだから、後は力量を見るしか」

「無理がありすぎる言い訳を続ける限り、世間からもマスコミからも叩かれるばかり」といった指摘や、「いち職員に感情的になり他人に見られたくないような状態を見せ、このような判断をする市長を、市民としては支持できないはず。男女関係があったかないかを問題視しているわけではない」との厳しい意見が見られた。

10月17日、記者団に語った小川市長 ©︎時事通信

 一方で「『続投。給与-(マイナス)50%』と一応ケリがついたのだから、後は市長の力量を見るしかない。市長選をやって無駄な税金を使うよりマシ」との意見もあった。

 また、続投の根拠となった「市民の声」についても「その声が特定の支援者や後援会関係者によるものであれば、市民全体の意思というわけではない。限られた支持層ではなく、幅広い市民への説明が不可欠」との指摘があった。

 小川市長は24日の会見で、「市民の声を丁寧に受け止めながら改めて判断したい」とも説明。11月上旬にも再度、市民対話の場を設ける方針だという。

週刊文春 電子版」では「市民対話会」で語られたこと、密会相手である秘書課長(当時)が、代理人弁護士名義で「事情説明書」と題して市議会議長らに提出した“7000字弁明文書”の全文、“恋人”といわれる男性の証言などを詳報している。

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