若い頃から女好きで有名…神保容疑者の私生活

 警視庁で組織内の監察や不祥事を担当する「警務部人事一課(通称・ジンイチ)」が密かに動き出したのはこの頃だ。

「今回逮捕された神保は、私生活の乱れが以前から指摘され、素行不良者として早い段階からマークされていた」(警察関係者)

送検される神保容疑者

 04年に警視庁に採用され、組織犯罪捜査に長年携わってきた神保容疑者。20年12月に組織犯罪対策四課(現・暴力団対策課)に着任し、23年頃から今年3月までナチュラルの捜査を担当していた。別の警察関係者がこう嘆息する。

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「若い頃からとにかく女好きで有名。離婚を経て再婚相手との間に幼い子供がいて、育児休暇を取るなど子煩悩な面もあったが、夜の街を出歩いているという噂も絶えなかった」

 ナチュラル内部を知る関係者は、次のように話す。

「神保は、いわゆるマル暴刑事として内部から捜査対象の情報を入手するのも仕事。懇意にしていた組の関係者の紹介で、ナチュラルの重要ポジションにいる人物と接点ができたと聞く」

 警察幹部が肩を落とす。

「人脈や経験を活かしてナチュラルの情報を入手できると期待しての配置だったが、まさにミイラ取りがミイラになってしまった。これまでの捜査手法や体制について、根本的に見直さなければならないだろう」

 汚名返上なるか。

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