橋下徹氏が語った「危機感」

 このたびの「高市早苗特集」の目玉記事のひとつが、橋下徹氏へのインタビューだ。日本維新の会の“創業者”といえる橋下氏は、高市政権で連立入りしたことについてどうみているのか。橋下氏は次のように分析している。

「今、維新は政策実行型の政党に原点回帰して、自民との連立政治に参画することになり、全員ではないかもしれませんが、みんな燃えに燃えています。もし馬場イズムに回帰し、かつてのザ・自民党スタイルに戻ってしまえば、一気に維新の支持は失われるでしょう」(「維新は吉村イズムを貫徹しろ」より)

維新の吉村洋文代表(左)と高市首相 Ⓒ時事通信社

 この他にも、高市内閣を様々な切り口で分析。名物政治コラム「赤坂太郎」では、自民・維新連立や「公明との決別」の舞台裏が明かされている。また、昭和史研究家・保阪正康氏は、「大衆よ、ファシズムに呑まれるな」と題しており、高市内閣が誕生した社会背景に警鐘を鳴らしている。

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 トランプ大統領の元副補佐官を務めたマット・ポッティンジャー氏は、「『サナエとドナルド』の連携で中国の影響力を打破せよ」では、次のように分析している。

〈トランプ氏にとって「個人的な相性」は非常に重要です。2人には共通点もあります。高市氏もトランプ氏も、左派メディアによる偏向報道にさらされてきた経験を持ち、防衛力強化によって抑止力を高めようとしています。また、両者とも故・安倍晋三氏と親交がありました。高市氏が敬意を表する英国初の女性首相マーガレット・サッチャーとロナルド・レーガン元米大統領のような、日米の強固な保守同盟関係が築かれる可能性があります〉

高市首相が参加した「白熱4時間 憲法改正大論争」も

 月刊文藝春秋のウェブメディア「文藝春秋PLUS」では、最新号だけでなく過去の文藝春秋の記事がアーカイブされている。

 例えば、2013年に高市早苗氏が出席した大座談会「白熱4時間 憲法改正大論争」。林芳正、舛添要一、阿部知子、中西輝政、西修、伊藤真、木村草太、東浩紀の各氏との大座談会で、高市首相は次のように語っている。

〈私は初当選した1993年の衆院選から、一貫して改憲を主張してきました。わずか8日間で起草された『マッカーサー草案』に基づいて制定された現行憲法は、形式的には国会の手続きを踏んだものの、議員の公職追放が行われていた時世ですから、国会や国民の自由な意思が反映された憲法とはいえないでしょう。真に日本人の手による憲法を制定することが長年の悲願でした〉

 ほかにも、高市早苗首相をより知るための手がかりとなるアーカイブ記事を掲載している。

文藝春秋

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サナエ式人材登用法と気になる石破似の性格

出典元

文藝春秋

【文藝春秋 目次】〈総力特集〉高市早苗総理大臣の人間力/彬子女王と母信子妃 決裂の瞬間/素晴らしき哉、第二の人生!

2025年12月号

2025年11月10日 発売

1300円(税込)

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