「死因不明」で処理される多くの死体

 日本の1年間の死亡者数は約160万人、その中で死因不明とされるのは8分の1の約20万人にのぼるとされている。しかし、司法解剖によって死因究明が行われるのは、さらにその1割にも満たない。つまり、18万人もの遺体が自分がなぜ死んだかも分からないまま荼毘にふされているのである。

 すべてが監察医の人数不足が原因ではないとはいえ、まだ司法解剖の絶対数が足りないことは事実である。見逃された犯罪が存在するのではないか、という疑惑が拭えない。

 

 もし、監察医が解剖を行う行政施設が新設されたのなら。その“if”の世界を舞台に『死体は語る』がマンガになって現代に蘇る。舞台を近未来の日本に置き、架空の機関で働く監察医と刑事が不審死の真相を追う。

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 先述の衣服を着た水死体の謎も新たな解釈を加えて登場する。彼女は何を語ったのか、そして、その死を契機に始まるさらなる悲劇は本編で確認してほしい。

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