なかなか交際に発展しなかったワケ
――会った時の印象は?
たかまつ とにかくパートナーは聞き上手なので話が弾んで。それから毎日のように電話していました。その頃私は、各政党の党首のインタビューをやっていたので、「今度、立憲民主党の野田(佳彦)さんに会うけど、どんなことを聞いたらいいかな?」とか話していましたね。付き合ったら仕事の相談ができるな、それは心強いな、と思いました。
――じゃあ、トントン拍子に交際に発展して?
たかまつ いえ、私はどんどん惹かれていっているのに、パートナーの態度は煮え切らないまま。毎日電話で語り合っているので、私は付き合っているという感覚でいたけど、ヒデさんは「好きって概念が分からない」とか、「付き合うってどういうこと?」と、悪びれず言うんですよ(笑)。
一見すると不誠実に思えるかもしれませんが、あまり恋愛の経験がなかったことが理由みたいで。嘘をつくのはよくないと思った、と正直に話してくれていました。パートナーなりの誠実さのようです。
そんななか、ヒデさんの友人たちが「その態度はまずいよ」と忠告してくれたみたいで、考えを改めてくれました。2024年2月にヒデさんから「付き合って欲しい」と。周りの方々にほんと、助けられましたね。
出会って1年後に同居を開始
――その後は順調に?
たかまつ 出会って1年が経った頃から同居を始めました。同居する前、パートナーが私の両親に挨拶したいと言ってくれて。うちの両親はすごく保守的だし、「まだ結婚じゃないからいい」と言ったんですけど、どうしても挨拶したいと。
――ヒデさんの親御さんの反応はどうでしたか?
たかまつ 私の考えや仕事に対してもすごく理解してくださって、うれしかったですね。過去にアプリで会っていいなと思っていた方から、「親から反対されていて」「友人から、やめたほうがいいと思われている」と言われたこともよくあったので、すこし不安もあったんですけど。




