社会人1年目、彼女を襲ったのは努力では防げない「社会の闇」だった。営業職として働き始めたもち子さんは、上司や取引先からのセクハラに心身をすり減らし、ついには「適応障害」と診断されるまで追い詰められた。
大学時代、コロナ禍の孤独な日々に救いとなったのは「筋トレ」だった。それまでの人間関係をリセットし、運動と読書で自分磨きに励んだ結果、体重は65キロから52キロに減少。「胸はCカップからHカップになりました」と驚きの変化を遂げる。
「高校卒業時に60キロあった体重が、大学1年の終わりには55キロになり、大学2年生の頃には52キロまで落ちました」
「胸は才能、お尻は努力」
しかし、自信を取り戻したのもつかの間、社会人になって新たな試練が彼女を襲う。法人営業の仕事で上司や顧客からセクハラを受け、誰にも相談できずに一人で抱え込んだ結果、ついに「ベッドから起き上がれなくなり、会社に行けなくなって」しまう。
「上司やお客様からのセクハラです。お尻を触られたり、会社の飲み会で上司と話してたら『見つめられると勘違いしちゃう』って言われたり」
その後、彼女は「自分の身は自分で守れる仕事に就かなければ」と決意。現在は行政書士の国家資格取得を目指しながら、インスタグラムでの発信活動も行っている。朝3時間、夜2時間、通勤時間も含め1日6時間の猛勉強の日々だ。
「フィットネスに関連する事業を立ち上げたいという夢もあります」と語るもち子さん。「よく『胸は才能、お尻は努力』と言うのですが、まさにその通り」と笑う。彼女の経験は、外見の変化が内面の自信につながり、それが人生を変える原動力になることを示している。
「努力すれば必ず身体は変わるし、それが自信に繋がる」——そんなメッセージを発信し続ける彼女の挑戦は、まだ始まったばかりだ。
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