芦田愛菜の「全方位人気」を支えた“超有名芸人”とは?
芸能界では、「子役は大成しない」が定説となっている。実際、『マルモのおきて』以降はいくつかのドラマや映画に出演し、ハリウッド映画『パシフィック・リム』では演技力の高さを見せたものの、大きな話題にはならなかった。
多くの子役と同じように消えていくのかと多くのテレビ関係者が思っていた矢先、芦田愛菜は学業優先の方針をとった。この選択が現在の人気を支えていると、民放キー局の編成担当者は話す。
「芸能活動をセーブしたことで、人気が急落する姿を世間に見せなかった。中高生時代は、体の変化もあり無理に作品に出演すると失敗するケースが多い。そういった意味で、芦田さんが中学進学以降に学業優先で俳優業をセーブしたのは正解」
人気がいまだ高い中、学業優先を許した事務所も業界内で信頼を勝ち取ったとこの担当者は話す。芦田愛菜は子役時代から現在まで、変わらず子役事務所『ジョビィキッズ』に所属している。タレントの意向を優先する事務所として知られ、この点はラッキーと言える。
事務所のサポートもあり、芦田愛菜は慶應義塾女子高校から慶應義塾大学法学部の政治学科へ進学。学業でも才能を見せつけつつ、俳優業はセーブしたことも功を奏した。前出の民放キー局の編成担当者はこう続ける。
「芦田さんは、俳優業を抑える中で、『サンドウィッチマン&芦田愛菜の博士ちゃん』(テレビ朝日系)にはレギュラー出演。この選択が功を奏しました。番組では、秀才である芦田さんのキャラをうまく演出に入れ、無類の読書好きであることなどが世間に知れ渡り、好感度が上がりました。
サンドウィッチマンの2人は娘のように芦田さんをかわいがり、テレビ業界のイロハを教えたと言われます。そのおかげで、芦田さんはどの現場でも礼儀正しく、スタッフ受けが良い芸能人として有名になりました」
この期間が『マルモのおきて』で共演した鈴木福との「差」を付けた。

