勝ち抜くためには必要なもの

――「まだ見ぬ景色を見るために」という目標を果たすためには強豪国にも勝たないといけないわけですが、勝ち抜くためには何が必要ですか。

 実力だけだと頂点にまでなかなか届かないので、運が大事だと思います。ミスが起きたけど失点につながらなかったとか、いろんな運がないと勝ち続けるのは難しい。

 あと、コンディションをどう整えていくのか。食事や睡眠、トレーニング、移動も絡んでくる。これまでの経験値で防げるものもあるけど、いきなり捻挫したり、風邪を引いたりしてしまうこともある。そうならないように、事前にマイナス要素を消していくことです。大会本番までうまく行きすぎるのもちょっと怖いですね。

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8大会連続のW杯出場を決めたサッカー日本代表 ©時事通信社

――勝ち続けることで不安が増幅されるということですか。

 勝ち続ければ世間はもっと期待するし、W杯本番も勝てると思ってしまう。選手も「俺たちいけるんじゃないか」と思ってしまうかもしれない。過去、そうして大きな期待を寄せられたけど、W杯本番でうまくいかなかったのがドイツ大会とブラジル大会の日本代表でした。

 ドイツ大会は2002年日韓大会でベスト16入りした中田英寿や黄金世代が主なメンバーでしたし、直前にドイツ代表と戦い、ドローを演じ、ファンも選手もやれると思ってしまった。

 ブラジル大会では本田圭佑や長友佑都らのチームで“過去最強”と言われていたし、選手たちも自信を持って臨んだ。だが、1勝もできずにグループリーグで敗退した。

 そういう二の舞を踏んでほしくないので、個人的には「大丈夫か?」と思われているぐらいでちょうどいい。その方が選手も危機感を持ちながら一致団結できると思うので、3月から本番までの試合は課題がたくさん出るといいかなと思っています。

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