極太の柔らかい麺に濃厚な豚骨スープ、そして山のようなもやしとキャベツ。ヤサイマシマシニンニクカラメ。めくるめく、ラーメン二郎の世界——。

 ラーメン二郎ほど高い知名度を誇りながら、それでいて食べる人を“選ぶ”ラーメン店などは他にないだろう。呪文とも呼ばれる注文方法から、ときに殺伐とした店内の空気。一見さんがたったひとりで気軽に足を踏み入れられるような気がしない、そんなエピソードにも事欠かない。

 ところが、そんなラーメン二郎に毎日通い続けている男がいる。SNSやYouTubeで活動している直系二郎大好きマンさんだ。

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 直系二郎大好きマンさん、900日以上連続でラーメン二郎を食べ続け、1年になんと1200杯以上。1年は365日しかないから、単純計算で毎日3~4杯は食べているということになる。1日最高は、なんと人跡未踏の14杯! 

取材に応じた直系二郎大好きマンさん 撮影=鼠入昌史

 いったいぜんたい、どんな生活を送ればラーメン二郎を食べ続けられるのだろうか。直系二郎大好きマンさん(以下、大好きマン)とその奥様(大好き妻)に二郎生活術を教えてもらった。(全2回の1回目/続きを読む

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ラーメン二郎であれば「いくらでも食べられる」

——900日以上ということは、2年半ほどは毎日ラーメン二郎を食べ続けているということになります。もちろん二郎が大好きなのはわかるのですが、好きというだけで続けられる次元ではないような……。

大好きマン 好きだからですよ(笑)。他のモノを食べたいなと思うこともありますけど、二郎を食べたらそんな思いも吹っ飛びます。

 僕は燃費が悪いんです。だから、いくら食べても食べても食べられる。それは子どもの頃からですね。二郎だったらもっと食べられる。二郎特異体質じゃないかなと、自分で思っているんです。

プロフィール文には信じられない文言が並ぶ(大好きマンさんのXより)

——最高で1日に14杯。わんこそばじゃあるまいし、と思うのですが、いったいどうすればそんなに食べられるのでしょうか。

大好きマン 都内の二郎の地図がぜんぶ頭に入っていて、そこで移動時間を考えて計画を立てるんです。

 最初に行くのは必ず三田本店。朝8時からやっているので、開店と同時に入ります。で、1杯食べたらすぐに並び直してもう1回。

 次は三田本店から近い品川店に移動して。品川店は10時には開店するので、ここもすぐに並び直して2杯。これでもう11時までに4杯食べられるんです。