「1日1杯で済んでいる人の方がすごいですよ」

——毎日二郎生活でも、1日1杯にしておく、というような発想はないんでしょうか……。

大好きマン 逆にね、直系二郎(本店から暖簾分けされたお店)の店舗が東京都内だけでもこれだけあるのに1日1杯で済んでいる人って、どうやって行く店を決めているんだろうって思うんですよね。

 もともと会社員をしていたときは、昼休みしか二郎に行けなくって。普通だったら1店だけ。でもそれでは満足できないので、2店、3店と行くようになったんです。そうすれば、限られた時間でもたくさん食べられますから。だから僕は、1杯だけで済んでいる人の方がかえってすごいなあ、と思いますよ。

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二郎を食べられずに涙を飲んだ日も(大好きマンさんのXより)

とはいえ二郎は二郎なのでは?

——確かに……と思ったのですが、いくら店が違っても二郎は二郎ですよね。

大好きマン いやいや、二郎も店によって味がぜんぜん違うんです。それどころか、同じ店でも日によって、時間帯によって味が変わったりする。

 言い方はアレですけど(笑)、上振れも下振れもあるから楽しいんです。同じ日に時間をおいて並び直すだけでも味が違いますからね。そこが二郎の面白いところなんです。

 二郎の店舗は全国各地にありますが、1周どころかもう33周はしていますね。目黒店とか、いまはなき桜台駅前店(昨年3月に閉店)とかはもう数百回は行っています。

創業者の山田拓美氏(左)と(大好きマンさんのXより)

——それだけ通っていても味の違いがあるから、毎日何杯も食べ続けても飽きが来ない。二郎に行き慣れていない人からすれば、“味のめちゃくちゃ濃いラーメン”というイメージかもしれませんが、実際にはもっと奥の深い世界なんですね。

大好きマン そうなんです。だから、同じ店でも何回も、また店を変えても何回も二郎を食べに行って欲しいですね。そうすれば、最初はあれ?と思っても、きっと二郎の魅力に取り付かれるんじゃないかと思います。僕みたいになると大変かもしれませんが(笑)。

妻との札幌旅行でも「二郎ファースト」

——しかし、それほど毎日二郎ばかり食べていたら、奥様は大変じゃないでしょうか。

大好きマン それがウチの奥さんも結構食べるんです。妻は二郎だけじゃなくてインスパイア系(直系二郎に似せたラーメンを出すお店)も、そして他のラーメンも何でもですが、量はとにかく食べる。最近では一緒に回ることも多いですね。

大好き妻 私は生まれが福岡なので、豚骨ラーメン以外はラーメンじゃないと思っていたんです(笑)。でもいまはもちろん二郎も好きですし、インスパイア系だったらラーメン豚山のスタンプも貯めています。

取材に同伴した大好きマンさんの妻 撮影=鼠入昌史

大好きマン 札幌の二郎に行ったときは、僕はもう1日中並び直して食べ続けるんです。でも、奥さんは観光もしたいじゃないですか。だから時には別行動をするんです。

大好き妻 でも味噌ラーメンは一緒に行きました。2杯注文して、私が2杯食べるんです。それで夫は餃子とビールとか食べて飲んで。終わったら、また二人で二郎に行って。旅行に行ってもだいたいそういう生活ですね。