箱根駅伝で史上初となる二度目の3連覇を果たした青山学院大学。立役者は、「シン・山の神」黒田朝日(21)である。

 かつて法政大学で黒田の父・黒田将由さん(44)と共に「オレンジエクスプレス」の異名をとった芝浦工大駅伝部の徳本一善監督(46)が、サラブレッドのルーツを明かす。

青学大の黒田朝日

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「箱根の山に朝日が昇る!」超人的スピードで1位に

 5区の小田原中継所、5位で襷を受け取った黒田。先頭の中央大学からは3分24秒遅れ。だが、青学の原晋監督はレース序盤から「大エース」の猛追をこう予言していた。

「僕には黒田朝日がいます。小田原中継所、3分30秒先頭と離れていても、なんとかするだろう」

 結果、なんとかなった。

「箱根の山に朝日が昇る!」

 15km地点での監督の声がけに勢いを増した黒田は、区間記録を1分55秒更新。他校の監督も「バケモン」と驚く超人的スピードで1位に躍り出たのだ。

黒田家は言わずと知れた「韋駄天一家」

 岡山県出身の黒田。小学校はサッカー部、中学はバスケ部に所属し、玉野光南高校入学後に陸上を始めるとすぐに才能を開花させた。

「3000m障害を主戦場とし、3年時にはU18日本記録に0.47秒差と肉薄する記録を残しています」(スポーツ紙記者)

 じつは、黒田家は関係者の間で言わずと知れた「韋駄天一家」である。

法大時代の父・将由さん

「父の将由さんは法政大学時代に箱根駅伝に三度出場し、実業団の中国電力に進んだ名ランナー。弟の然くん(20)は青学陸上部の2年生で、妹の六花さん(17)も仙台育英高校の陸上部に所属。ともに全国トップクラスの実力です。小学生の末妹・詩歌ちゃん(8)も駆けっこが抜群に速いとか(笑)」(同前)