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真犯人は…
リベラの冤罪が晴れるのは2011年12月。弁護側の訴えに対し、控訴裁判所は3度目の判決を破棄し「自白に新しい正確な情報がなく、検察のDNA汚染理論は非現実的」と厳しく批判。双重危険(二重処罰)条項により、再審を禁じ、2012年1月6日にリベラに無罪を言い渡し釈放する。レイク郡検事が上訴を断念したことで正式に無罪が確定。リベラは「神に感謝する」と涙ながらに語った。
釈放後、リベラは民事訴訟を起こし、2015年にレイク郡から1千500万ドル(当時の日本円で約17億7千万円)の賠償金を得た。訴訟では、警察が証拠を捏造した疑いが浮上。2014年、リベラの靴からホリーの血痕と、現場精液と同じDNAが検出されたが、靴は事件後の購入品で、検察による証拠改ざんの可能性が高いとされた。
リベラは現在、家族と静かに暮らし、自身の受けた冤罪被害を講演で語っている。一方、被害者ホリーの母キャロルは、娘の死を機に被害者支援団体を設立。また、イリノイ州では、2000年代にDNA法を強化し、性犯罪者の登録を義務化したが、本事件の真犯人は未だ特定されていない。
