1月19日に記者会見で衆議院解散の意向を表明した高市早苗首相。23日召集の通常国会冒頭に解散し、衆議院選挙は27日公示、2月8日投開票という今後の日程についても説明を行った。
解散の決断をするまでの舞台裏を報じた1月14日配信の「週刊文春 電子版」記事の一部を特別に公開する。
1月9日の11時前に鳴った首相補佐官の携帯
2026年1月9日、午後11時前。事務所の新年会を終え、お屠蘇気分で帰途に就いていた遠藤敬首相補佐官の携帯が鳴った。応答すると、読売新聞の関係者。ある内容を告げられた。
「今から書きます」
「ええ〜!?」
一気に酔いがさめた遠藤氏は、思わず尋ねる。
「ホンマ? 何で? それ、また読売新聞の誤報にならへんの?」
“誤報”とは昨年7月、参院選直後に読売新聞が「石破首相退陣へ」と報道した件だ。同社は後にお詫び記事を掲載した。すると相手も逆に尋ねてきた。
「遠藤さん、何か聞いてませんか?」
「知ってるはずないやろ!」
その頃、別の政権幹部の携帯にも読売関係者からショートメールが届いていた。
〈衆議院解散しますよ〉
それから間もなく、午後11時ちょうど。読売新聞のニュースサイトに衝撃的な記事が配信された。
〈高市首相が衆院解散を検討、23日通常国会の冒頭に…2月上中旬に投開票の公算〉
報道は瞬く間に拡散され、同日のニューヨーク外国為替市場で対ドルの円相場は一時、1ドル158円台に下落。翌朝には、総務省が各都道府県選挙管理委員会に次の通達を発出した。
〈至急の連絡です。本日の朝刊等において、1月23日召集予定の通常国会冒頭に衆議院解散(略)旨の報道がありました〉〈各種スケジュールの確認や業者との調整を含めできる準備を進めておく必要があります〉
まさに国を揺るがすスクープだった。だが、主な自民党幹部は、事前に何も聞かされていなかった。
《この続きでは「麻生も萩生田も知らなかった“冒頭解散”の相談相手」や「佐藤啓がひた隠す統一教会の電話かけ大会」など衆院解散の裏側と統一教会極秘報告書に記された衝撃の内容を詳しく報じている。記事の全文は現在配信中の「週刊文春 電子版」および1月15日(木)発売の「週刊文春」で読むことできる》

