「生活のルールが厳しいので思春期にはしんどかった」8年間過ごした児童養護施設での生活

――一時保護所では、どういう風に過ごしていたのでしょうか。

LIONA 外に出られるのが1日に1時間しかなくて、それも保護所内の園庭のみで。たまに近くの公園に行ける機会もあったんですけど、施設の先生と一緒にみんなで整列してゾロゾロ歩いていくみたいな感じで、時間も決まっているし行く場所も毎回同じで。

 2ヶ月に1回だけ「レク」というのがあって、自分を担当してくれている先生と二人でお出かけができるんです。それで映画館に行ったり、ごはんを食べに行ったりできるくらいで、あとはもう毎朝6時に起きてモップがけをして、夜8時半には寝る、みたいな生活でした。

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――一時保護所から児童養護施設に移ってからは、どんな生活をしていましたか。

LIONA 10歳から18歳まで8年いたんですけど、生活のルールが厳しいので思春期にはしんどかったですね。門限があるんですけど、破ったらそれなりのペナルティがあるので、結構コソコソしたり(笑)。

――それでもルールは破りたかったのですね。

LIONA そうですね。高校生の時は門限が20時だったんですけど、バイトの時だけは22時くらいに帰っても許されていたんですよ。だから「バイト」と言ってディズニー行って帰ることもありました。

 それで「ちゃんと生活のルール守れていないよね」と注意されて、携帯を夜になると毎日先生に預けないといけなくなっちゃって。でも「自分でお小遣いやバイト代をやりくりして携帯代も払っているのに、そこにルールを押し付けられるのが意味わからない!」みたいな感じだったんです、当時は。

「職員さんの愚痴を聞く係もやっていたので…」養護施設の職員や周りの子どもとの関係は?

――ちょっと反抗期。

LIONA そう。だから隠れてもう一個携帯持ってるみたいな(笑)。インスタやLINEのアカウントをそっちにも入れておいて、みたいなことをやって、それもバレて、また怒られて……というような生活をしていました。

――養護施設の職員や周りの子たちとの関係性はどうでしたか。

LIONA 今もそうですけど、子どもたちがすごく私のことを慕ってくれていて。一時期、私がすごいギャルだった時があるんですけど、その時も「プリンセスみたい!」と言ってくれたり(笑)、居心地はとても良かったです。

 他の子どもたちと仲がいいからか、職員さんも私のことをパイプ役だと思っていたみたいで「あそことあそこ、何があったの? 何か知ってる?」という感じで聞き出してきたり。職員さんの愚痴を聞く係もやっていたので、人間関係は良好だったと思います。

――退所後も連絡をしているのでしょうか。

LIONA あ、全然今も連絡を取ってたりします。施設の人たちのことは、今もすごく大事に思っています。