「父親が大泣きして…」1回だけ行った父親との面会で“まさかの事態”に

――両親は、養護施設に面会に来ることはありましたか。

LIONA ほとんどなかったですね。高校1年生くらいの時にお母さんとは会うようになって、と言っても年に4回くらいなんですけど。父親は1回だけ会いましたね。

 

――お父さんとの面会はどういった風に行われたのでしょうか。

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LIONA 養護施設で会うと自分が暮らしているところがわかっちゃうので、児童相談所で会うことになったんですけど、父親がすごく凝り固まった思考の持ち主なので「俺は児相には行かない、てめえらが来い」みたいになっちゃって。

 で、「市役所だったら行ってやってもいい」と言うから市役所の一室をわざわざ予約したのに、またそこでも「行かねえ」とか言い始めて。

――それでどうなったんですか。

LIONA 結局、大勢の人がいるロビーで会うことになったんですけど、父親が大泣きしていて。

「児相に連れて行かれてかわいそうに」父親は“自分は悪くない”というスタンスだった

――それは何泣きなんでしょう。

LIONA 「かわいそうに」みたいな。

――えっ?

LIONA 「ごめんな、児相に連れて行かれてかわいそうに」と。自分は全く悪くないというスタンスですよね。で、大泣きして大声を出すから施設の人にも「お父さんちょっと、ロビーなんで静かにしてくださいね」みたいに言われて「触んじゃねえ」みたいな感じで。

 そもそも私は「娘に会えるのになんでそっちが来ないの」というスタンスだし、その様子を見てすごく幻滅しちゃって。「もう会うことないな」とこちらから拒否して終わりました。

 

――会ったのはそれが最後ですか。

LIONA そのあと私が妊娠して、主人と結婚した時に1回会ったんですけど、やっぱり「自分は悪くない」という感じだったので、もう会わなくていいかなって。

「あの時ごめんね」みたいな一言か、何か言ってくれてたら変わったのかなと思いますけど。連絡先は伝えていますけど、やりとりはしていないです。

撮影=細田忠/文藝春秋

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