父親からの虐待によって、10歳から18歳まで児童養護施設で育った、モデル・インフルエンサーのLIONAさん(22)。昨年9月にInstagramで自身の生い立ちを公表すると、600万回以上再生され、大きな反響を呼んだ。

 そんなLIONAさんに、児童養護施設に入所した経緯や、施設での暮らしぶり、高校時代に感じた周囲の偏見などについて、話を聞いた。(全4回の2回目/3回目に続く

モデル・インフルエンサーのLIONAさん ©細田忠/文藝春秋

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「児相の人が直接小学校に来て…」8歳で児童相談所に保護された経緯

――LIONAさんが児童相談所に保護されることになった時、何歳でしたか。

LIONAさん(以下、LIONA) 保護されたときは、9歳になる年だったのでまだ8歳でした。児童養護施設に入る前に一時保護所にいたのですが、そこに8ヶ月いて。

 一時保護で8ヶ月もかかるというのは結構長いんですけど、父親が施設への入所に同意しなくて3回も裁判を起こしたので、なかなか施設の方に動かせなかったらしくて。

 最終的に、施設に移ったときは私が小4だったので、10歳くらいだったと思います。お姉ちゃんは4つ上なので中2だったかな。

――児相に保護されることになった経緯について教えてください。

LIONA お姉ちゃんが保護された後に、私を保護するために児相の人が直接小学校に来て。「お姉ちゃんが会いたがっているんだけど」みたいなことを言われて、ついて行ったらもう家に帰れないみたいな感じでした。

保護された直後に「家に帰りたい」と思った理由

――当時はどういった心境だったのですか。

LIONA お姉ちゃんが出て行って、警察に保護されたときは「え、なんでお父さんを怒らせることをするんだろう」という感じでした。自分が虐待されているという考えがなかったから「わざわざ怒らせなきゃいいじゃん」みたいな。

 お姉ちゃんが保護されて、お父さんと一緒に警察署に迎えに行ったんですけど、警察から「虐待の疑いがあるので帰せない」と言われて。

 

 その帰り道にお父さんからは「お前はああなるなよ、あいつは間違ってる」と言われていたので、なんでお姉ちゃんはそういうことをしたんだろうと。

 自分も保護された直後は「家に帰りたい」という気持ちの方が強かったです。外に出られないし、行動などにもすごく制限が多かったので。