周りから「あいつ施設だからね」と…高校時代に感じた“周囲からの偏見”

――通っていた学校では、LIONAさんが養護施設で暮らしていることは話していたのでしょうか。

LIONA 高校では最初隠してたんですけど、中学の同級生は近隣だから、私が施設に入っていることを知っているんですよ。そうしたら、同じ中学だった女の子の彼氏が私と同じ高校で、みたいなことがあるわけです。

 それで、私が高校で付き合っていた当時の彼氏から「なんかさ、聞いちゃったんだけど、自由に出かけられないんでしょ」といきなり言われて。

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――噂になってしまったのでしょうか。

LIONA 「あいつ施設だからね」というようなことを言われちゃったらしくて。「中学までは門限が厳しいけど、もう高校生だからある程度、門限も延ばしてもらえるよ」と彼氏に言ったんですけど、「うーん」みたいな。

 私が暮らしていた養護施設は高校生のお小遣いが5000円で、1年生の1学期の成績が良かったらアルバイトをさせてもらえるんですけど、悪かったら「勉強に専念しなさい」と言われてバイトができないんですね。だから最初はデートに行ってもお金がないじゃないですか。

高校時代の彼氏から「俺のことを金づるみたいにしてる」と言いふらされ…

――そうですよね。

LIONA お金がなくてタピオカも一緒に飲めないみたいな(笑)。そうすると「じゃあいいよ、俺おごるよ」って言ってくれるんですけど、申し訳ないので断って、でも「一緒に飲みたいから」と結局買ってくれたのを一緒に飲むんですよ。

 でも最終的に「あいつ、俺のことを金づるみたいにしてる」と言いふらされてしまったりして。

――偏見というか。

LIONA そうですね。あとは私、ハーフなので名前が独特なんですけど、入学式で私の名前を聞いた男の子たちが「ハーフの子がいるぞ」と言って、教室まで見に来たんですね。

 そうしたら、一部の女の子たちがそれをよく思わなかったらしく、話したこともないのに悪口を言われてしまったり色々あって、その学校は転校してしまったんですけど。

 

――転校した先の高校では穏やかに過ごせたのでしょうか。

LIONA 2個目の高校は超居心地良かったです。みんな「他人に興味ない」みたいな高校だったので。「スマホ、iPhoneじゃなくてアンドロイドなんだ」みたいに持ち物のスペックを見られることもありませんでしたし。だから転校して本当に良かったと思っています。