1月16日、社員や元社員ら100人超が、顧客およそ500人から金銭をだまし取るなど不適切な行為をしていたと発表したプルデンシャル生命保険。経営責任を明確にするため、間原寛(まばら かん)社長兼CEOが2月1日付で引責辞任し、顧問に就任することが明らかにされていたが、週刊文春の取材で同社顧問を7月末に辞任する予定であることが新たにわかった。

プルデンシャル生命の間原寛社長 ©時事通信社

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元社員が詐欺容疑で立て続けに逮捕

「あぁ……ついに出たか」

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 1月16日、プルデンシャル生命保険の社員ら100人超が、顧客に対し金銭をだまし取るなどの不適切な行為を繰り返していたことが発覚した。その額、およそ31億円。社内調査で判明した結果がニュースで報じられた瞬間、同社の元幹部は、溜め息交じりにこう呟いた。

 プルデンシャルが社内調査を始めたのは、2024年8月。元社員が詐欺容疑で立て続けに逮捕されたことがきっかけだった。社会部記者が解説する。

「24年6月、石川県警が60代の元社員を、投資運用名目で金銭をだまし取ったとして逮捕。さらに同じ年の9月にも、新潟県警が30代の元社員を同様の容疑で逮捕したのです」

千代田区永田町にあるプルデンシャルタワー ©時事通信社

 こうした金銭詐取事案が続発したことを金融庁が問題視。25年4月、プルデンシャルと日本の持ち株会社に対し、保険業法に基づく報告徴求命令を出した。

「その命令を受けて公表したのが今回の調査結果でした。発表によれば、元社員3名が同社の制度や保険業務に関連した金銭の詐取を行っており、計8人の顧客から約6000万円をだまし取ったとしています」(同前)

 さらに、プルデンシャルの保険業務とは関連がない手口による不適切な金銭受領も判明した。