小学生の頃から憧れていたキャビンアテンダント(CA)として働いていたMIhoさん(24)。しかし、韓国で出会った有名彫り師の夫との結婚を機に2年で退職し、現在は夫とアメリカ・ニューヨークで生活しながら、自身も彫り師の修業をしている。
なぜ、安定したCAというキャリアを手放し、タトゥーの世界へ飛び込んだのか。その大胆なキャリアチェンジの理由を聞いた。(全2回の1回目/続きを読む)
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CAを辞めてパートナーとニューヨークへ…
――Mihoさんは夫と結婚し、現在はニューヨークで彫り師として働いているそうですね。
Miho 昨年の夏、夫がニューヨークのタトゥースタジオで働くことが決まって。それをきっかけに、私もビザを取得して一緒に移住しました。
ニューヨークは本当に物価が高く、特にマンハッタンは家賃も食費も、すべてが桁違いです。最初は正直、「本当に生活していけるのかな」と不安になることもありました。
――華やかなイメージのあるニューヨークですが、現実はかなりシビアなんですね。
Miho そうですね。外食は特別な日だけで、普段はほぼ自炊です。でもありがたいことに、夫の仕事が順調なので、今はなんとかやっています。私はまだ駆け出しですが、彫り師としての練習と勉強を続けています。
――彫り師として働いているMihoさんですが、もともとは、タトゥーに偏見があったそうですね。
Miho ありました。正直、「なんでみんなタトゥーを入れるんだろう?」と思っていましたし、自分が入れたいと思ったことも、一度もありませんでした。
――そこから彫り師を目指すようになるまで、かなり大きな変化ですよね。
Miho 最初は、彫り師になるなんてまったく考えていなかったです。もともとは海外について行って、専業主婦になる予定でした。実際、カナダに住んでいた時期はそういう生活でしたし。
――そこから考えが変わったきっかけは?
Miho カナダで生活しているうちに、「このままでいいのかな」と思うようになって。憧れだったCAを辞めて結婚を選んだけれど、やっぱり自分で何かしたいという気持ちはずっとあって。正直に言えば、お金を稼ぎたかったというのもあります。でもそれ以上に、「男が稼いで、女は家のこと」という役割に自分を当てはめられる感覚が、すごく息苦しかったんです。

