「おい、何見てんだおめえ!」

 “開始5分で暴走族あがりの男性2人がつかみ合いの喧嘩をする恋愛リアリティショー”としてNetflixのランキング1位を独走した『ラヴ上等』。

 中でも多くの視聴者の目を引いたのは乱闘した1人で、「つーちゃん」と呼ばれた塚原舜哉さん(31)だ。

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 宇都宮でキャバクラを経営し、「最終学歴は少年院」で喧嘩っぱやい。だがヤンキー11人がひとつ屋根の下で暮らす14日間の共同生活の中で悩む仲間に声をかけ、惚れた女性に不器用にまっすぐ向き合う男の姿が共感を集めた。

 小学生からグレ始め、暴走族「暴霊」の総長だったという「つーちゃん」は、どうやって今の人間になったのか。本人に話を聞いた。

「ラヴ上等」で多くの人から共感を集めた塚原舜哉さん ©︎文藝春秋

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「服も衣装じゃなくて自前の特攻服」

――『ラヴ上等』おもしろかったです。「何見てんだおめえ!」出会って5秒で掴み合いの喧嘩になるシーンの緊張感がすごかったです。

塚原 サンマル(30歳)にもなって、後から観返したら本当にハズいですね。

――あまりにも衝撃的なスタートでした。

「恋愛」リアリティショーの開始5分でこの大乱闘 Netflix予告動画より

塚原 服も衣装じゃなくて自前の特攻服です。気合い入れていこうと思って10代の頃に着てたものを引っぱり出しました。車もちらっと映ってたみたいなんですけど、あれは私物の2代目センチュリーです。フェンダーミラーの車に乗りたくて買ったんですよ。

――あの特攻服は私物だったのですね。「暴走族の元総長」とも紹介されていましたが、どんな風に育ったのかお聞きしていいですか。 

塚原 栃木の宇都宮で生まれて、そのまま宇都宮で育ちました。1歳ぐらいで親父がいなくなって、そこからはずっと母親と2人でしたね。