のびのびとアイデアを放つメイと、それを鮮やかにまとめて流れを作る“名MC”のヒトミ。深夜の電波に乗って聞こえてくる2人の空気感は、単なる仲良し姉妹というより、同じゴールを目指して歩む「相棒(バディ)」という表現がしっくりくる。

エビ中、大手事務所のオーディションで落選した過去

 “ヒメズ”のメイは2005年9月生まれの20歳。子供の頃にTWICEのMVに感銘を受け「絶対にアーティストとしてデビューする」と決意したという。デビューに至るまでは、幾度もの挫折を経験。私立恵比寿中学のオーディションで最終候補に残りながら涙を飲み、BTSらが所属するHYBEとアメリカのGeffen Recordsが手掛けるグローバルオーディション番組『The Debut:Dream Academy』でもあと一歩で夢を逃した。現・所属事務所から声がかかった時も「不安が大きくて、疑心暗鬼になってしまった」ほど未来が見えず、悩んだこともあったと語っている。

 しかし今のメイからはその悲壮感は微塵も感じられない。「一流のアイドルに、私はなる」彼女が大好きな漫画『ONE PIECE』のルフィのように、自らの可能性を信じていたからだろうか。飄々としたブレない雰囲気の中に、さらに大物に育つ可能性さえも感じさせる。トーク内容も率直で等身大、クスッと笑わせてくれるようなユーモアも忘れない。飾らないキャラクターが共感を呼ぶ。

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アニメや漫画が好きなメイ(SAY MY NAMEオフィシャルサイトより)

  そして実はオタク気質で、好きなアニメや漫画、ハマった物に対する探究心も目を見張るものがある。それらをアツく語る時の早口マシンガントークと、“女神系”のビジュアルとのギャップも魅力的だ。そういった一面も今後、日本のアイドルファンの心を鷲掴みにしていくだろう。

2026年は日本でもブレイクの予感

 今回は“ヒメズ”ことヒトミとメイの2人にスポットを当ててきたが、SAY MY NAMEというグループの本質は、彼女たちを含む8人全員が放つ個性と調和にある。日本語が上手なリードボーカルのドヒ、メインボーカルのソハの歌声。ジュニとスンジュのダンス、タイ出身のカニー、そして新メンバーのシュイというバックグラウンドの異なる魅力的なメンバーがいる。

 韓国での勢いに加え、日韓の架け橋である“ヒメズ”の存在により、今年は日本での露出と人気も一層高まる気配を感じる。もし、あなたが今のK-POPを食わず嫌いしていたり、もういいやと遠ざかっていたりしたら、ぜひ一度SAY MY NAMEの扉を叩いてみてほしい。かつてアイドルに抱いた「ワクワク感」や「明日への活力」を感じさせてくれるはずだ。

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