なぜ“行き過ぎた捜査”が表沙汰になったのか?

 府警四課内ではこれまでも指摘されてきたという「行き過ぎた捜査」も、暴力団相手には表沙汰になることはなかったという。

阪口被告(FNNプライムオンラインより)

「デカ(刑事)に殴られて痛がっているようではヤクザなど務まらない。反社会的勢力としての自覚もあり、抗議などすれば恥というのが通念だ」(同前)

 一方、「今回逮捕されたナチュラルのメンバーは弁護士を通じてすぐに被害を訴え、全員を釈放せざるをえなくなった」(捜査関係者)。

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「若い奴らに同じ捜査手法は通用しない」

 20代を中心に約1500人を抱えるナチュラルは「匿名・流動型」犯罪集団だが、暴力団とも協力関係にあることから府警では四課が受け持っていた。警察幹部は苦々しく振り返る。

「トクリュウの若い奴らに暴力団捜査と同じ捜査手法は通用しないということを、根本的に分かっていなかったのだろう」

 昨年11月には、捜査情報を漏洩した警視庁警部補が逮捕される前代未聞の不祥事も発覚するなど、関係者の間では「鬼門」と囁かれるナチュラルの捜査。

 1月26日には、指名手配していたナチュラルの会長・小畑寛昭容疑者(40)を警視庁が逮捕した。警察の信頼回復に向けた捜査の進展に注目が集まる。

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