2018年上半期、文春オンラインで反響の大きかった記事ベスト5を発表します。鉄道部門の第5位は、こちら!(初公開日:2018年6月21日)。
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朝夕のラッシュ、団塊の世代が通勤しなくなったおかげで少し楽になった路線あり、タワマン立ちすぎて電車に乗れない武蔵小杉民あり、諦めから悟りの境地に入る品川駅が通勤の聖地となり日々の巡礼で人々がごった返しております。いやあ、ストレスフルですね。
大多数の会社は気にすることなく9時5時
知人が通勤地獄に疲れ果て、少しでも楽なところへと流山市に引っ越していったのですが、そこで待っていたのは「途中の駅からは絶対に座れないつくばエクスプレス」か「帰りの電車ですでに車内で酒盛りが始まっている常磐線」かを選択する人生だとこぼしていたので、世の中なかなか思うようにはいかないのであります。家を買ってみたら通勤で死んだって話はよく耳にするんですよ。まあ、少しはその辺調べてから買えよって思いますけど。
それでも仕事がある限り間に合うように家を出るのが社会人の務めであり、いまや時短勤務やオフピーク通勤が叫ばれ、ネットではブラック企業叩きが続いているものの大多数の会社は気にすることなく9時5時に近い勤務体系を維持しているのが実際です。まあ、取引先に用事があって、面倒くささを振り切ってあさイチに電話を入れてみたら、担当者がまだ出社していなかった、みたいな鈍くさい会社には確かに発注したくなくなるのも人情であります。フレックスだフリーアクセスだリモートオフィスだと先進的な感じで仕事を進めているのはICT系ぐらいのもので、先日用事があって顧問先に行ったら朝から高齢の会長が「朝礼」を仕切っていました。昭和にタイムスリップしたのでしょうか。いいえ、こっちがいまだ日本社会の標準です。働き方改革はどこに行ったのでしょう。