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マニアが離れる結果に
ピュアティが「非営利のハプニングバー」だとすれば、「営利のハプニングバー」ともいえるのが、最近流行の「ヤリバー」である。マニアが集う場所からひるがえり、2010年ごろにカネ儲け主義に走った結果として単独男女がセックスするだけの場所として産声を上げた。
一方のハプニングバー業界の主流は、2020年、SNSの普及により「ヤリバー」から「出会いバー(ノンハプバー)」へと形を変えて現在に至る。
冒頭で記したように摘発が相次ぎ、店内ではその日にセックスする相手を見繕うだけの「出会いの場所」に特化せざるを得ない、という影響も大きかった。
客層は幅広い。出会いバーを訪れる男女について川口に聞くと、大学生から社会人まで、まるで“ナンパ箱”と呼ばれるナイトクラブのように利用していて「どこも儲かっている」というから驚く。
もちろん「めでたし、めでたし」、では終わらない。背景を知るべく、事情に詳しい非営利の現役ハプニングバー経営者を訪ねた。
「ハプニングバーのキモは、男女が楽しく遊べるように差配するマスターにあります。カップルにしても単独男女にしても、遊びに来るのはマスターとのしっかりした関係があってこそでした。
そのマスターさんも、いまや一部を除き変態でもない人だらけになりました。しかも周りを見れば、そこにいるのはヤリ目的の男女だらけ。儲かるからいいっていうのはカネ目的の経営者だけで、これではマニアは足が遠のくし、僕らのように真の変態でジャンルを守りたい経営者からすれば迷惑ですよ」