「名門ゴルフ場で毎日練習できる素晴らしい環境だと信じて、全寮制のウェルネスに子どもたちを預けたんです。ところが、そのゴルフ場が急に使えなくなり、さらに消費期限切れの食材を使った食事を出されたことも発覚した。学校側には何度も説明を求めましたが、そのたびに回答を先送りにされてきた。もう許せません」
「週刊文春」の取材にそう悲痛な告発をするのは、日本ウェルネス高校(茨城校)ゴルフ部部員の保護者Aさんだ。
学校法人タイケン学園グループが運営するウェルネス高。同学園は、日本ウェルネススポーツ大学のほか、東京や長野、沖縄など全国各地に広域通信制の高校を展開している。
「各高校は、在宅での集中授業と試験のみで単位を取得できる〈通学ゼロスタイル〉のコースを設け、野球やサッカー、バレーボール、バドミントンなど競技に集中できる環境を整えています。沖縄校の野球部は昨秋の県大会で準優勝し、甲子園一歩手前のところまで勝ち進みました」(学校関係者)
中でも強豪と名高いのがゴルフ部(現在31名が在籍)で、20年には全国高等学校ゴルフ選手権団体(男子)で優勝。
これまで数多くのプロゴルファーを輩出している。東京五輪銀メダリストで賞金女王を獲得した稲見萌寧や、24年の「アクサレディスゴルフトーナメント in MIYAZAKI」で優勝した臼井麗香、25年の「Sansan KBCオーガスタゴルフトーナメント」で優勝した小斉平優和らも同校ゴルフ部出身だ。
「有名プロゴルファーの名を冠す『JGMセベバレステロスゴルフクラブ』(セベGC)は県内随一の難コースで、芝からアプローチ練習もできる。この敷地内に学生寮を完備しています。学校のHPで〈毎日ゴルフコースをラウンド練習〉や〈アスリート育成の基に考案された食事メニュー〉(現在は削除)が3食付だとアピールし、コーチはツアープロの中井賢人らが務める。学納金(学費、施設使用料など)は300万円前後と高額ですが、この環境に惹かれ、プロを目指す多くの生徒が入学しています」(同前)
そんな“最強の環境”を整えたはずのゴルフ強豪校で一体、何が起きているのか。
冒頭の保護者Aさんが振り返る。
「子どもから最初に異変を聞いたのは、昨年6月頃のことです。なぜか最大の利点であったセベGCが使えなくなり、7月末に立ち入り禁止の看板が現れたのです。そこには〈警告に従わない場合は、学生であっても警察に通報します〉という強烈な文言まで書かれていました。寝耳に水でした」
〈ゴルフ場の中に学生寮がある〉(現在は削除)が最大の魅力だった同校。他の保護者のもとには、子どもから「セベGCが使えなくなって、片道2時間半以上かかるゴルフクラブまで行ったりしている」との訴えも相次いだという。
なぜセベGCは突然使えなくなったのか――。
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この続きは「週刊文春電子版」で配信中。セベGC側が「週刊文春」に語った立ち入り禁止の理由のほか、証拠写真とともに保護者が明かしたウェルネス高ゴルフ部の「杜撰な食事環境」、就学支援金を巡る不可解な会計処理、総監督と職員が「週刊文春」の取材に応じた内容など、ウェルネス高ゴルフ部の衝撃の運営実態を詳しく報じている。

強豪・日本ウェルネス高校ゴルフ部 保護者が連続告発!「300万円の学納金はどこに消えたのか?」《名門コースは使用禁止》《期限切れの豚肉で腹痛起こす生徒が…》《還付されない就学支援金》
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