どん底から一転、「第二の野呂佳代」に?

 グループ在籍時の樋口について、取材や番組制作で乃木坂46と関わり、当時を知るテレビ関係者はこう話す。

「乃木坂46がデビューした頃は、生駒里奈さんと白石麻衣さんを推していくという流れが明確にあった。さらに、西野七瀬さんや生田絵梨花さん、橋本奈々未さんなど絶大な人気を誇るメンバーが多く、樋口さんは特徴がなく埋もれていた印象です。後輩たちが次々と加入する中でこれといった突破口も見いだせず、人気が低迷していきました。

 乃木坂46は、他のグループと比べて、特に『運営に推されるメンバー』と『ファンから支持されるメンバー』がハッキリ分かれるのですが、樋口さんはどちらにもなれずにくすぶり続けました」

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(本人Instagramより)

 2011年から2022年まで、約11年間にわたってグループ活動を続けながらもブレイクスルーの糸口を見つけられなかった樋口。とはいえ、グループ内での評価が低かったわけではない。別の関係者は樋口の人柄について明かす。

「樋口さんは元気で明るい性格で、選抜に選ばれなくても腐らずアイドルを続けていました。その姿勢に感銘を受けるメンバーやファンもいて、関係者の間で樋口さんを悪く言う人はいなかった。活動の後半は、グループの中でベテランの愛されキャラとしてポジションを確立していました」

 紆余曲折あった樋口だが、卒業後の2023年から次々とドラマや舞台に出演し、女優として存在感を示すことになる。バイプレーヤーとしてどんな役でも演じ、伸び悩んでいたアイドル時代が嘘のように活躍を見せ始めた。そんな樋口は、いつしか「第二の野呂佳代になれるのではないか?」とテレビ関係者の間で囁かれはじめている。