指にテーピングを施した右手でマイクを握り、為政者は言ってのけた。
「私を潰したい人はいろんなことやってきます。テレビや週刊誌で何てことを言ってんだろうっていうぐらい、本当にもうあの手この手で攻めてくる」
2月5日、衆院選佐賀2区の候補者の応援に立った、高市早苗首相(64)の言葉である。
「高市氏は1日朝のNHK『日曜討論』への出演をキャンセル。日本テレビ系『news zero』の藤井貴彦アナによる各党党首へのインタビューにも応じなかった。全国各地での応援演説には熱心な一方、自らの疑惑が追及されそうな場を避け続けています」(政治部記者)
高市氏をめぐる疑惑とは、「週刊文春」が入手した高市事務所の“裏帳簿”をもとに指摘した政治資金規正法違反や、これまで「金銭のやり取りなし」と断言してきたにもかかわらず、旧統一教会の友好団体からパーティ券収入を得ていた疑惑のことだ。
今回、この裏帳簿の分析により、新たな疑惑が浮上した。裏帳簿に記載されたパー券収入のうち、記載義務のある20万円超の収入が収支報告書に記載されず、消えていたのだ。
政治資金に詳しい神戸学院大の上脇博之教授が指摘する。
「20万円分を超えるパー券を購入してもらった場合、その収入明細を記載しなければ、政治資金規正法違反(不記載)に該当します」
高市事務所に確認すると、こう回答があった。
「政治資金は、政治資金規正法に従い適正に処理しその収支を報告しているところです」
消えたパー券収入の詳細に加え、購入者の人物像や直撃取材の一問一答については「週刊文春電子版」で配信中だ。
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