「こっちを逆恨み」「助ける気にもならねえ」

――過去、ミャンマーの園区の関係者数十人からも救援依頼の連絡をもらったと、出演したYouTube番組で言ってましたよね。

コーラ ああ。だが、数人は助けたんだけど、あとは話は聞くけど無視してる。だって、あいつらマジひでえんだよ。残された家族の依頼で助け出したのに、本人は台湾で食っていけなくて、また園区に戻って行くとか。あと、助ける際に俺が費用を立て替えたのに、それすら返さない。で、こっちを逆恨み。園区に行ってる時点でダメな連中なんだよ。そんなヤツら、助ける気にもならねえ。

ミャンマーの園区から、コーラ兄貴に救援を依頼する台湾人詐欺従事者。なお、コーラ兄貴から動画を受け取ったのは筆者の誕生日の朝。とんでもない誕生日プレゼント……。

――よく聞く話ですね。表向きは騙された被害者だとされていても、そもそも異常な高給で海外の仕事に行った人、という時点でヤバい。むしろ家族が気の毒というか。

ADVERTISEMENT

コーラ そうだよ。しかもあいつら、救出された直後はしおらしくしてるんだが、台湾に帰ってしばらく経つと、自分の経歴をドヤりはじめる。もし俺がその立場だったら、恥ずかしくてそんなことできねえよ。ほんと、理解不能なヤツらだ。

特殊詐欺拠点が消える日は来るのか

 園区は昨年末から、ミャンマーでは軍閥や国軍の攻撃を受け、カンボジアでもタイ軍の攻撃や国際圧力の高まりによって多数が閉鎖に追い込まれるなど、やや勢いを失いつつある。

 だが、「詐欺は麻薬より儲かる」とは私が以前に園区の関係者から聞いた話だ。ミャンマーやカンボジアが不便になれば、別の国に拠点を移すまで。最近はマレーシアやスリランカに拠点を置くのが、特殊詐欺界隈ではアツいらしい。

 中国と台湾は表向きは対立しているが、アウトローの世界では密接に結びつき、国境をこえた中華暗黒世界を担っている。今後もその実態を追い続けていきたいところである。

最初から記事を読む 恐喝・発砲で3回服役→なぜか今は手品師に…ナゾの元中華マフィアに聞いた『台湾ウラ社会』のヤバすぎる話「国会議員の半分がヤクザだった」