元々物心ついた時から映画は好きで、両親のビデオカメラを勝手に使って映画の真似事みたいなものを作っていたり、高校~大学になってからもスケートボードビデオや、今でいうVlogのような映像を趣味で作っていたりと、映像と密接な少年時代を送ってはいました。

板橋知也監督

「映画監督になろう!」と思ったことはなかった

 決定的だったのは、そんな趣味の延長線上で短編映画を作ってみたいと思い、作ってみたら好評いただいたことです。僕も人間を撮ったり、美しい景色を切り取ったり、バラバラの映像をつなぎ合わせて物語を語っていくという工程がすごく楽しくて、それから2本3本と作っていきました。

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 意識的に「映画監督になろう!」と思ったことはなく、「作りたいから作る」みたいな側面が大きいです。映画に限らず自分の手でなんでも作るのが好きで、食器や家具も「こういうのが欲しいなぁ」と思ったら自分で作っちゃうタイプの人間で、映画も同じく、今まで作ってきたのは全て自分が「観てみたい」と思う作品です。「観たいから作る」って感じで映画を作ってたら、気付けば多くの方から“映画監督”と呼んでもらえる立場になっていました。