既婚男性が独身を装って女性と交際する「独身偽装」が深刻な社会問題として注目を集めている。「週刊文春」は2月11日配信の記事より、短期集中連載「実録ルポ 独身偽装」をスタート。その卑劣な実態を詳報した。

 連載第1回では、外資系企業勤務のマイコさん(仮名)のケースに迫った。

 2024年6月にXアカウント「独身偽装被害者の会」を立ち上げたマイコさん。独身偽装の被害を受け、貞操権侵害で訴訟を起こした経験を発信するうちに、同様の被害に遭った女性たちから連絡を寄せられるようになったという。

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「心から信頼し、将来を考えていた相手から騙されていたと分かったことで、心身を病んでしまったり、中には命を絶った方もいます。訴えて損害賠償請求が認められても、支払いが命じられるのはわずか数十万円であることが多い。さらに被害者は『騙されるほうがおかしい』と非難され、不倫と同じ扱いをされることもある。社会の理解が追いついてないと思います」(マイコさん)

 マイコさんが独身者限定マッチングアプリで出会ったのは、大手広告代理店・博報堂勤務の30代男性。ふたりの将来をほのめかし、やがて避妊をしなくなった彼は、リモート会議中にマイコさんの体を求めることもあったという。だが、この男には妻子がいた。

独身者限定マッチングアプリで出会った ©︎fotoco

 博報堂は取材に対し「在籍確認も含めまして、すべてお答えをしておりません。コンプライアンス遵守を企業の根幹ととらえており、それに反するような行為があったと判明した場合には、厳正な対応を行う」と回答した。

ネットの反応は?

 本記事のヤフーコメント欄では、「なぜ既婚者が独身だと偽って独身者と遊びたいのかがわからない」「結婚を望む独身者が泣きを見るのは社会的な損失だ」と、独身偽装被害者への同情の声が寄せられた。

マイコさん(仮名)と博報堂勤務の30代男性

 さらに、「性別に関わらず、既婚者であることを伝えずに関係を持った者には厳正な罰則を設けては?」と制度改正を求める意見や、「マッチングアプリの便利さの裏には落とし穴が潜んでいる」との声も上がっている。

 2月11日(水)12時配信の「週刊文春 電子版」および2月12日(木)発売の「週刊文春」で、短期集中連載「実録ルポ 独身偽装」がスタート。第1回のマイコさんのケースでは、独身偽装男の実態や博報堂マンの裁判での卑劣な言い訳、裁判の結果などを詳報している。

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