街で異彩を放つ改造車。そのド派手な見た目の裏には、オーナーたちの人知れぬ苦労がある。愛車に飽くなき情熱を注ぐ、彼らの意外な素顔に迫る!

 今回は、トヨタのbBをカスタムする「枝美」さんをご紹介。

最近は趣味が広がり、ネイルの資格も取ったのだとか

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カスタムを通じて広がる車好きの輪

 もともと父がトラック関係の仕事をしていて、乗り物全般が好きだったんですよね。私が小さい頃は、よくデコトラの雑誌を見せてもらっていたのを覚えています。

 私自身も、ほかに趣味らしい趣味もなく、10代の頃には色んな車を見ながら「こんな風に弄りたいな」と想像するようになっていました。とくに当時はホンダのS-MXが流行っていたので、私もああいうのに乗りたくて。

ショップのデモカーとして大阪オートメッセにも出展歴のあるbB

 でも、父の仕事の関係で、割引がきく三菱車にしておきなさいと。「安くなるならまぁいいか」と、最初はランサーワゴンを買ったんです。ただ、カスタムパーツなんて全然ない車ですから、弄るに弄れなかったんですよね。

 やっぱりもっと自分の好きな形に変えたくて、その後はメーカーを気にせず、弄りやすそうな車を買うようになりました。この型とは別のbBに乗ったり、セルシオに乗ったり。

オーディオシステムとエアサスのタンクで荷室スペースは埋められている

 このbBは、今から10年ほど前に買ったものですね。最初は普通に足として考えていたので、ホイールを替えるくらいにしておこうと思っていたんですけど……。なんだかんだで3回ほど仕様変更をして、色も2回塗り替えて。たぶん、400~500万円くらいはかかっちゃっていますね。

ダッシュボードまわりの細やかな装飾がオーナーの気分を高める

 今のbBに乗る前は、ここまでガッツリ弄ったことはなかったんですけどね。周りに車を弄る友達もいないし、近くにあるショップもよく知らない状態だったので。ただ、bBを弄るうちに知り合いも増えて、信頼できるショップも見つかり、どんどんエスカレートしていった感じです。

 でもそのおかげで、ずっと憧れていた大阪オートメッセにも出展できたんですよ。ショップの方と色々相談しながら作ってもらって、デモカーとして出してもらえることになって。

純白のホイールとボディに合わせたピンクのナット。キャリパーのさりげない装飾も目を引く

 制作中はSNSにも一切情報を上げず、周りにも内緒にしていたんです。なので当日、会場で完成した姿を見てもらって、たくさんの人からリアクションをもらえたときは本当に嬉しかったですね。

普段の足はダイハツのトール。四角い車が好きなよう

 もうこのbBはイベント専用になっているので、普段の足にはダイハツのトールを使っています。車は維持するにもカスタムするにもお金がかかりますし、私も車のために働いているようなものですが、たぶん私は、これがないと生きていられなくなっちゃうと思うので。

次の記事に続く 「逃げ場が車しかなかった」マンション一軒分の金を溶かしても…“車高短レクサス”に乗る30代会社員が明かす車の改造にお金をつぎ込む“正当な理由”

記事内で紹介できなかった写真が多数ございます。こちらよりぜひご覧ください。