「生き残る」というのは、一人ですべてを抱え込み、一人で何とかしようとするのではなく、他者とつながり、それぞれの持てる力を「割り勘」することによって可能になるのではないか。
人生は順風満帆な時だけではありません。予期せぬ困難や逆境がつきものです。病気になったり、仕事がうまくいかなくなったり、大切な人との別れがあったり。そんな時、一人で抱え込んでしまうと、心も体も潰れてしまいそうになります。
でも、ここで「割り勘思考」を使うんです。自分の苦しみや不安を、信頼できる家族や友人に話してみる。助けが必要なら、素直に「助けてほしい」と伝えてみる。これは、自分の抱える「負担を割り勘」してもらうということです。全部を背負い込まなくていい。少しシェアしてもらうだけで、随分と心が軽くなるはずなんです。
「自己流でなんとかしよう」ではうまくいかない
健康という大切な「福」も、「割り勘」の知恵で「生き残る」につなげられます。
自分の健康状態を家族と共有したり、定期的に医師の診察を受けたり。体のメンテナンスを専門家に不安も含めて「割り勘」してもらうようなものです。
すべて自己流でなんとかしようなんて考えない、必ず専門家の知恵や技術を借りる(委ねる)。これは、健康という「財産」を長く「生き残らせる」ための賢い「割り勘」なんです。
さらに、自分が持つ知識や経験を周りの人に分け与えることも、「生き残る」ための「割り勘」になります。
自分が一方的に「教えてやる」という姿勢ではなく、「この情報が、誰かの役に立つかもしれない」「私の失敗談が、誰かの同じ失敗を防ぐ助けになるかも」という気持ちで提供することが大事で、そうすると周りの人も力をつけ、成長していきます。
そして、あなたがいつか困難に直面した時に、今度はあなたが助けてもらう側になるかもしれない。これは、お互いの「生き残り」を助け合う、長期的な「割り勘」の関係性を築くということになるんです。